現在の位置

伝説の美術教師・飛矢崎眞守回顧展ーその画筆(ふで)で甦る、昭和の信濃ー

更新日:2026年08月31日

長野県内の教育現場で長年教壇に立ち、多くの教え子たちに美術教育を授ける一方、画家として生涯二千余点の油彩画を遺した眞守。中でも17年間の長きに渡り勤務した戸倉上山田中学校では、その情熱あふれる指導や熱血漢の人柄から「伝説の美術教師」と慕われ今もなお語り継がれています。
2017年に開催した記念展では、大変多くの人々が訪れ、その作品世界に魅了されました。
今展は、その後、多くの方々から寄せられたリクエストにお応えし、未公開作品を含む作品群、資料、映像とともに回顧展として開催するものです。
眞守が愛した信濃の風景や暮らし、校舎や生徒との交流を描いた風景画を中心に、抽象画、人物画等の多岐にわたる作品群、画家として教師としての思いが詰まった数々の資料を展示します。どうぞこころゆくまで、懐かしい昭和の信濃をご堪能ください。

【会期】2026年10月17日(土曜日)→11月15日(日曜日)

【会場】千曲市アートまちかど(電話番号/ファックス:026-272-4152)

【会期中休館日】月曜日/祝日の翌日(11月4日水曜日)

【開館時間】9時→17時(入館は16時30分迄/最終日の11月15日のみ15時終了)

【主催】千曲市 【主管】飛矢崎眞守回顧展実行委員会

特別開催「チャリティー頒布会」(1階会場・会期中)

会期中、1階会場にて一部作品をチャリティー頒布いたします。

郷愁あふれる信濃の風景、可憐に野に咲く草花の姿、食卓に置かれた果物の瑞々しさが心を捉える静物。眞守は、その時々の光と風を余すところなく描き、生涯二千余点の作品を遺しました。

「眞守の作品を通じ、信濃の風景が後世に受け継がれ、より多くの人々の心を癒していただきたい。」とのご遺族のご厚意によるチャリティー頒布会を開催します。

頒布会の収益は千曲市の文化振興等に役立てられます。

※頒布作品は、画家の遺した原画(1点物)です。ご用意できる作品数には、限りがございますので、万が一売り切れの際はご容赦ください。お早めのご来場をお待ちしております。

 

 

会期中イベント:ギャラリートーク「絵の向こうに、先生がいる」

日程:11月15日(日曜日)10時~11時

参加費:無料(ただし、当日観覧券が必要)予約不要

会場:2階作品展示室

生涯にわたり現場主義を貫いた画家であり、熱意あふれる美術教師として多くの生徒達を育くんだ飛矢崎眞守は、多彩な作品群とともに、数々のエピソードを遺しています。

眞守が歩んだ画家として、教師として、家族としての姿、その人生とは。そして、その作品世界とは...。遺族、教え子、学芸員が語ります。

 

reitetotunyuu

《レイテ突入》(1970)

akinohatiouziyama

《秋の八王子山と千曲川》(1983)

zigazou

《自画像》(1972)

harunokamurikiyamanoazetokamurikiyama

《春の千曲の畔 冠着山》(1968)

odagiridamu

《小田切ダム》(1993)

midorinoinsyou

《緑の印象》(1968)

syouzyozou

《春 長野美研にて》(1954)

ー遺族からのメッセージー

絵を描きたかった青年は、戦争へ行った。そして、生きて帰り、再び筆をとった。

飛矢崎眞守(1922-2012)は、長野県師範学校で美術を学んでいた青年時代に海軍へ召集され、重巡洋艦「愛宕」に乗り組みました。レイテ沖海戦で艦の沈没に遭い、九死に一生を得て帰還。戦後は長野県の中学校で美術教師として教壇に立ちながら、生涯にわたって絵を描き続けました。

日展や一水会などに作品を発表する一方、やがて中央での名声や評価を追うことから離れ、目の前の風景に心を動かされるままに、自転車に画材を積んで各地を巡りました。自作のパレットを手に描いた山や川、田畑、集落、学校、人々の暮らしー。その画面には、移りゆく昭和の信濃と、そこに生きた人々の時間が刻まれています。

戸倉上山田中学校では17年間教壇にたつなど、長年にわたり美術教育に携わりました。一人ひとりの個性を大切にした教育と飾らない人柄は、今も多くの教え子たちの記憶に残っています。

没後、2017年には故郷・阿南町で「飛矢崎眞守遺作展」、2018年には千曲市「アートまちかど」で「飛矢崎眞守記念展」が開催され、多くの教え子や地域の人々が訪れ、その作品と人柄があらためて注目されました。

本展では、日展入選作をはじめとする代表作から、これまで一度も展覧会に出品されたことのない初公開作品までを展示し、その人生と画業を振り返ります。

絵を残した人であると同時に、人の心に残った人ー飛矢崎眞守。そして、本展をもって、遺族が主催に携わる飛矢崎眞守の展覧会は最後となります。かつてその教壇で学んだ方にも、初めてその作品に出会う方にも。

一人の人間が、生き、教え、描いたもの。その画筆で甦る「昭和の信濃」を、どうぞ最後の展覧会でご覧ください。                                                                  2026年 9月 飛矢崎雅也(眞守孫)

 

【会期 】2026年10月17日(土曜日)→11月15日(日曜日)

【観覧時間】9時~17時(入館は16時30分まで)(最終日の11月15日のみ15時終了) |

【会期中休館日】月曜日・ 祝日の翌日(11月4日水曜日)

【観覧料】一般300円/高校生150円/中学生以下無料

【会場】千曲市アートまちかど

〒387-0007長野県千曲市屋代2176-2 電話・ファックス 026(272)4152

しなの鉄道「屋代駅」車5分徒歩15分・長野自動車道「更埴IC」車5分

【主催】千曲市 【主管】飛矢崎眞守回顧展実行委員会

【会期中イベント】11月15日(日曜日)10時~11時(要当日観覧券)(予約不要)

ギャラリートーク「絵の向こうに、先生がいる」

【問い合わせ】026-272-4152(千曲市アートまちかど)

【ホームページ】https://www.chikuma-bunka.jp
 

お問い合わせ先

文化課
〒387-0011
長野県千曲市杭瀬下一丁目64番地
電話番号:026-273-1880
お問い合わせフォーム