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第20回川柳・川柳漫画コンクール

更新日:2022年06月30日

令和3年度 第20回川柳・川柳漫画コンクール『川柳』一般部門 入賞作品

大賞

  • お題 会えなくて気付く仲間の大切さ 大阪府 男性40歳
  • 自由題 藤井二冠勝敗よりも「何食べた?」 埼玉県 男性63歳

優秀賞

  • お題 ワクチンが世界平和のさきがけに 長野県 男性81歳
  • 自由題 近頃じゃ人のウワサは十五日 長崎県 男性57歳

佳作

  • お題 パンツより先にマスクの新習慣 東京都 男性49歳
  • お題 東京の会えない孫が声変り 長野県 男性78歳
  • お題 後輩もコロナのせいにする離婚 茨城県 男性74歳
  • 自由題 なぜあまるちゃんと飲んでる処方薬 長野県 男性75歳
  • 自由題 ポロシャツのボタンホールに初夏の風 東京都 女性41歳
  • 自由題 大相撲国技と呼ぶのはもう無理か 埼玉県 男性80歳

入選

  • お題 八百万の神いてコロナ祓えない 東京都 男性78歳
  • お題 ハグの前両手しっかり除菌して 静岡県 男性76歳
  • お題 戦時中みたいと戦争知らぬ子が 広島県 女性65歳
  • お題 私たち(じんるいが)地球にとってコロナかも 東京都 男性57歳
  • 自由題 スポーツを金で操る五輪かな 東京都 男性67歳
  • 自由題 朝刊のポリ袋から知る天気 愛知県 男性66歳
  • 自由題 ノンアルを飲んで酒豪の仲間入り 長野県 女性74歳
  • 自由題 メダルより喜び噛みしむ人がいい 長野県 男性58歳

令和3年度 第20回川柳・川柳漫画コンクール『川柳』ジュニア部門 入賞作品

大賞

宿題で先生の笑みやな予感 熊本県 中学2年

優秀賞

  • おべんとう机まるめてたべたいね 栃木県 中学3年
  • コロナ禍で祖父母と仲が深まった 長野県 中学2年

入選

  • 非接触電子マネーのお年玉 宮城県 中学3年
  • 会いたいな握手会までオンライン 長野県 中学2年
  • その一歩自分のために強くなれ 長野県 中学2年
  • 家の中みんなそろってアニメ見る 長野県 中学2年
  • 校長さいごに一つはや30分 長野県 中学1年

令和3年度 第20回川柳・川柳漫画コンクール『川柳漫画』一般部門 入賞作品

大賞

  • お題 不要不急こそが経済回してる 愛知県 男性59歳
  • 自由題 足るを知る自然を守る暮らしぶり 長崎県 男性68歳

近藤日出造賞

  • お題 少子化とコロナを背負うランドセル 千葉県 男性71歳
  • 自由題 ステイホームマスクに笑顔の化粧する 東京都 女性79歳

優秀賞

  • お題 アルコール掛けられ指が酔っている 茨城県 男性84歳
  • 自由題 孫の名を書いたまごの手背を上下 兵庫県 男性81歳

入選

  • お題 いきいきとマジヤバイっす10代金 静岡県 男性77歳
  • お題 コロナでもつないだ五輪で感動が 長野県 男性56歳
  • お題 我が家でもオンラインだよ糸電話 愛知県 男性66歳
  • お題 コロナ禍でますますはまるお買い物 福岡県 男性66歳
  • お題 ジィ今朝も緊急事態宣伝中 神奈川県 女性56歳
  • お題 道路脇昔空き缶今マスク 愛知県 男性81歳
  • 自由題 孫は言うタッチが古いばあばの絵 愛知県 女性67歳
  • 自由題 腰引ける初心者マークの旅客機に 長野県 男性58歳

令和3年度 第20回川柳・川柳漫画コンクール『川柳漫画』ジュニア部門 入賞作品

大賞

くさいけどカメムシ意外とオシャレだね 大阪府 小学4年

優秀賞

  • 夏休み計画通り初日だけ 長野県 中学1年
  • カレンダーめくるの忘れて半年前 長野県 中学3年

入選

  • お月さまメダルのようで取りに行く 長野県 中学1年
  • 「かわいいね」何度もうなずき自画自賛 長野県 中学1年
  • やり残し見つけて絶望最終日 長野県 中学1年
  • 雨の中明るい光を見つけよう 長野県 中学1年
  • 暑さにはやっぱりコレだエアコンだ 長野県 中学1年

令和3年度 第20回川柳・川柳漫画コンクール『川柳漫画』合作仲良し部門 入賞作品

大賞

ブレーキが遅いと孫の試験官 75歳(祖父)9歳(孫) 大阪府

優秀賞

コロナかでさぎがいっぱいふえたんだ 10歳(友人)10歳(友人) 東京都

入選

  • ああついに私の背丈孫が越え 70歳(祖母)12歳(孫) 大阪府
  • 見るたびに手洗いうがいとママが言う 42歳(母)12歳(娘) 大阪府
  • はこがある気になるその中どうぶつが 10歳(友人)10歳(友人)東京都

表彰式

表彰式は中止になりました

審査員紹介

川柳の部 選者 川柳漫画の部 選者

スーツにネクタイを着こんだ牧野氏の写真

牧野 圭一氏

略歴

  • 1937年愛知県生まれ。
  • 1976年から約15年間、読売新聞に政治漫画連載。
  • 1973年日本漫画家協会優秀賞。
  • 1979年トルコ・シマビ國際漫画展「雑誌セブル賞」。
  • 1984年イタリア・アンコーナ國際スポーツ漫画ビエンナーレ展国務大臣賞。
  • 1985年ブルガリア・ガブロ諷刺とユーモア國際ビエンナーレ転招待作家など。

漫画家。高知県まんが甲子園企画参画、選考委員。ユーモア発明クラブ会長。
社団法人日本漫画家協会事業担当理事。
京都精華大学 名誉教授。

牧野先生よりコメント

マンガの先見性と川柳のホンネ

手塚治虫氏が描いた「アトム」を読んだ子どもたちが、長じて工学博士になり、今、歩行型ロボットを造っています。
家電製品は後発の新興国に追いつかれ、追い抜かれようとしていますが、ロボット開発においては、日本が先頭を走っています。
マンガは実現できない「たわいのないもの」の名称でありましたが、本音や妄想の「視覚化」と言っても言い過ぎない、そんな社会になりつつあります。
「3Dプリンター」が、ものつくりの世界で革命を起こすと言われていますが、ユメとしては、ドラえもんに代表される子どもたちの願望の具現化として、ギャグマンガの中ではとうの昔に語られているのです。

千曲市型【川柳漫画】は、本音をホンネで視覚化する!それも、わざわざ≪誤解≫して作品化する「自由」までを付加してあります。これは、作者ばかりでなく、鑑賞者の読解力を信頼しなくてはできない業。
発想法において、最先端の仕掛けを千曲市は、他市に先駆けて実行しています。
この成果を関係者の一人として拍手!!しなくてはなりません。

応募して下さる皆様方も、是非、千曲市のこの心意気にご注目下さい。規模は小さいながら、近藤日出造記念館に相応しい、気宇壮大な試みであります。